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【玉帽頂 Headdress ornament】中国-元代
- 2024/4/15
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「玉帽頂」は、中国の元代(1271年から1368年)に制作された、貴重な玉製の装飾品です。この装飾品は、高品質のネフライトとして知られる玉石で作られており、その美しいデザインと技術的な精巧さによって称賛されています。寸法は、高さ約5.6センチメートル、幅約4.5センチメートルです。
「玉帽頂」は、その名前からもわかるように、帽子の頂部を意味するものです。元代の帽子は、社会的地位や身分を示す重要な装飾品であり、玉製の帽子飾りは高貴な人々や権力者の間で特に重んじられました。この「玉帽頂」も、そのような帽子の飾りとして使用されたものと考えられています。
この装飾品の特徴の一つは、その鏤刻されたデザインと彫刻です。玉石は非常に硬く、細かいディテールを彫り込むことが難しいため、鏤刻された細部の緻密さと精巧さは、玉石の加工技術の高さを示しています。また、装飾品の形状や模様には、当時の中国の文化や美意識が反映されている可能性があります。
「玉帽頂」は、元代の芸術と文化における重要な遺産の一部として、美術愛好家や歴史研究者の間で広く称賛されています。その美しいデザインと希少性から、美術館や博物館のコレクションで常に注目を集めています。
画像出所:メトロポリタン美術館
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