- Home
- 09・印象主義・象徴主義美術
- 【好奇心旺盛な少女 The Curious Little Girl】フランス‐現実主義‐バルビゾン派‐カミーユ・コロー（Camille Corot）
【好奇心旺盛な少女 The Curious Little Girl】フランス‐現実主義‐バルビゾン派‐カミーユ・コロー（Camille Corot）
- 2024/3/20
- 09・印象主義・象徴主義美術
- コメントを書く
「好奇心旺盛な少女」は、フランスの画家カミーユ・コロー（Camille Corot）によって制作された作品です。制作年は1860年から1864年の間で、カードボードに油彩で制作され、木に貼り付けられています。
この絵画のサイズは約41.3 x 28.6センチメートル（16.25 x 11.25インチ）で、比較的小さな作品です。しかし、その小さなサイズにもかかわらず、コローの繊細な技法と芸術的才能が光ります。
「好奇心旺盛な少女」では、タイトル通り、興味津々な少女が描かれています。少女は好奇心に満ちた目をしており、何かに興味を持っているように見えます。彼女が何を見ているのか、また彼女の心の中で何が起こっているのか、それは観る者に想像の余地を残します。
コローは風景画家としてよく知られていますが、この作品では人物を主題として描いており、彼の技巧と観察力が光ります。彼の作品はしばしば静けさと内省を表現し、その要素はこの作品でも見られます。
「好奇心旺盛な少女」は、コローの作品の中でも魅力的な一つであり、観る者に物語を語りかけるような作品です。彼女の表情やポーズから、観る者は彼女の内面に入り込むことができ、彼女の世界に想像を巡らせることができます。
コローの名声は風景画に基づいていますが、彼の同時代人たちは特に彼の人物画を好んでいました。特に、彼のキャリアの終わりに描かれた現代の生活から取られた場面が人気でした。これらの作品は、その無邪気な優雅さと静けさ、フランスの評論家が「素朴」と呼んだものに対して評価され、コレクターたちに熱心に求められました。コローの友人たちは、彼がこれらの作品を描くことを日常の中での新鮮な休息として楽しみにしていると回想しています。ここに描かれている少女は、後に彼のお気に入りのモデルとなったエマ・ドビニーに似ています。
画像出所：メトロポリタン美術館
関連記事
コメント
トラックバックは利用できません。
コメント (0)
この記事へのコメントはありません。