【五彩鳥樹文瓶】ベトナム-16世紀-岡野繁蔵旧蔵-陶磁器-常設展-東京国立博物館-東洋館

【五彩鳥樹文瓶】ベトナム-16世紀-岡野繁蔵旧蔵-陶磁器-常設展-東京国立博物館-東洋館

長い頸に芭蕉の葉を描き、胴部には竹らしき植物と飛び交う鳥を描いています。中国陶磁の下蕪瓶を祖型としたもので、日本に伝わり花入としてもちいられたようです。赤を主体とした濃い発色の絵付けは、素朴がら独特の雰囲気をそなえています。

ベトナムの16世紀の陶磁器の中でも、「五彩鳥樹文瓶」は特に美しい作品として知られています。これは、五色釉という特殊な釉薬を使って装飾された瓶であり、鳥と樹木のデザインが描かれたものです。

「五彩」とは、青・緑・黄・赤・茶色など、豊かな色彩を陶磁器に施す技法のことを指します。この技法は中国の唐代に始まり、その後ベトナムでも広く使われるようになりましたが、ベトナム独自のスタイルとデザインを取り入れて発展していきました。

「鳥樹文」とは、鳥と樹木をモチーフにした装飾文様を指します。ベトナムの陶磁器には、多くの場合、自然の要素をデザインに取り入れる特徴があります。五彩鳥樹文瓶も、自然の美しい風景を陶磁器に表現することを重視した作品の一つです。

これらの五彩鳥樹文瓶は、16世紀の黎朝時代に製作されました。黎朝はベトナム史上最初の独立国家であり、陶磁器製作が隆盛を極めた時期です。この時代に製作された陶磁器は、技術と芸術の両面で高度なレベルに達しており、ベトナムの陶磁器の黄金時代とも言われています。

五彩鳥樹文瓶は、当時の王室や寺院、富裕な商人などの上流階級によって愛用されました。その美しい色彩と繊細なデザインによって、高い評価を受けていました。

現在では、五彩鳥樹文瓶は美術品市場や博物館などで高い評価を受けており、美術愛好家やコレクターにとって非常に貴重な作品となっています。これらの陶磁器は、ベトナムの芸術と歴史の尊い遺産として、その美しさと独自性を後世に伝えています。

【五彩鳥樹文瓶】ベトナム-16世紀-岡野繁蔵旧蔵-陶磁器-常設展-東京国立博物館-東洋館
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