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【吉州窯褐釉剪紙貼花碗 Tea bowl with decoration of six-petaled flowers】中国‐南宋時代
- 2023/12/29
- 07・五代・宋・遼・金・元時代
- 南宋時代, 梅の花, 陶磁器
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「吉州窯褐釉剪紙貼花碗」は、中国南宋時代(1127年から1279年)の作品で、12世紀から13世紀に制作されたものです。
この碗は、石器で作られ、黒と褐色の釉薬を用いて装飾されており、剪紙(切り絵)のようなデザインが紙を貼ったように見える特徴があります。これは吉州焼(Jizhou ware)として知られる陶器の一種です。
碗の寸法は、高さが6.7センチ、直径が12.7センチです。
この作品は、剪紙のような細かな紋様や、褐色の釉薬が持つ深い味わいが特徴的です。吉州焼はその特有の風合いや模様、装飾で知られ、南宋時代の美意識や技術の粋を表現しています。この時代の陶器は、独特な技法や美しいデザインで高く評価され、中国陶磁器の豊かな歴史の一部を示しています。
吉州焼は、南中国の江西省にある窯で生産され、その想像力豊かなデザインと革新的な技法で知られています。ここでは、剪紙の梅の花が最初の黒い釉薬の上に配置され、その上に茶色い釉薬がかけられました。焼成中に剪紙は破壊され、その結果、茶碗の内側に梅の花のデザインが残されました。
画像出所:メトロポリタン美術館
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