【琴を持って田舎の橋を渡る On a Rustic Bridge, Carrying a Zither】日本‐江戸時代‐浦上玉堂
「琴を持って田舎の橋を渡る」は、江戸時代の画家である浦上玉堂による作品です。この作品は1814年に制作されました。
絵画は紙に墨で描かれた掛け軸で、田舎の橋を渡る人物が琴を手に持って描かれています。浦上玉堂は風景画を得意とし、自然や日常の風景を独自の筆致で描写することで知られています。
この作品では、橋を渡る人物が琴を持ちながら静かに移動する様子が表現されています。玉堂の作品は、その繊細な筆触や風景の穏やかな表現で賞賛されており、この作品も自然と人物の調和が美しく描かれています。
琴を持った人物が田舎の橋を渡る風景は、日本の日常の情景を捉えた作品であり、江戸時代の人々の生活や風俗を優美に表現しています。
老人が、しんにかつて人を待っている間に、しんを背負っている従者と共に橋を渡る。浦上玉堂の後期作品であり、60代から70代初頭にかけてのもので、最初の印象では抑制されていないように見える。木々からは小枝が爆発するかのように突き出し、枯れた柳の葉はザラザラとした線で描かれている。しかし、よく見ると、この作品は丁寧な構成が見え隠れします。山々や丘、岩などは淡い墨の軽いウォッシュで粗く描かれており、それに暗い筆触が加えられており、明瞭でリズミカルな動きで命と活力を形に与えています。
玉堂は初期の頃、岡山の池田藩の家臣でした。49歳で隠居し、文人の生活を追求し、七絃琴の演奏や作曲、また表現豊かな墨の風景画を描くことに専念しました。
画像出所:メトロポリタン美術館
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