【象形の肩付水差し Elephant-Shaped Kendi Drinking Vessel】中国‐明代後期

【象形の肩付水差し Elephant-Shaped Kendi Drinking Vessel】中国‐明代後期

「象形の肩付水差し」は、明代後期(16世紀末)に中国で作られた特異な飲料用容器です。この水差しは、象の形を模したデザインであり、その形状と装飾が特徴的です。

この水差しの寸法は、高さ(注口の上端まで)約17.8cm、長さ約16.5cmです。主な素材は青花釉下彩で装飾された陶磁器です。青花釉下彩とは、透明の釉薬の下に青色の顔料を使用して模様を描き、最後に再び釉薬をかけて焼成する技法で、この技法によって青と白のコントラストが生かされています。

象の形を取り入れたこの水差しは、明代の陶磁器の中でも珍しい形態であり、豪華な宴席や贈り物として重宝されました。象の頭部が注口として利用されており、象の体は水を貯める容器として機能します。また、象の体表面には細かい模様や装飾が施されており、細部へのこだわりが感じられます。

このような象形の水差しは、当時の中国の高度な技術と芸術性を象徴する作品であり、その独特のデザインは現代でも美術品として高く評価されています。

【象形の肩付水差し Elephant-Shaped Kendi Drinking Vessel】中国‐明代後期
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画像出所:メトロポリタン美術館

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