【漢四神博 局紋銅鏡 Mirror with game board design and animals of the four directions】中国-漢代

【漢四神博 局紋銅鏡 Mirror with game board design and animals of the four directions】中国-漢代

「漢四神博 局紋銅鏡」は、中国の漢代(紀元前206年から紀元220年)に作られた美しい銅製の鏡です。漢代の鏡は、その精巧な細工と芸術的なデザインで知られており、当時の社会や信仰に関連する様々な意味を持っています。

この鏡は直径が約16.8センチメートルで、鏡の中心には四つの神が描かれています。これらの神は、中国の伝統的な神話や宗教に基づいており、漢代の人々にとって特別な意味を持っていたと考えられています。この鏡は黒いパティナ(表面の変色)が施されており、その美しい紋様とデザインは鏡全体を飾っています。

漢四神博 局紋銅鏡の中心に描かれた四つの神は、四方を守るとされる中国の四神(四神とは青龍、朱雀、白虎、玄武のこと)を表している可能性があります。これらの神は中国の伝統的な信仰において非常に重要な役割を果たし、人々に幸運や守護をもたらすと信じられていました。

この鏡は、その芸術的な価値や歴史的な背景から、中国の漢代の文化や信仰を理解する上で貴重な遺物として扱われています。その精緻なデザインや装飾は、当時の技術や美意識を示しています。

この鏡の裏側の図案装飾は、新しい宇宙論を指しています。四方を向いた四角い世界は、四方位に沿って整列し、暦を計算するために使用される「十二支」が刻まれています。この四角い世界は、円形の天空に囲まれ、その天空は宇宙の波に囲まれています。天界の領域を共有するのは、四方位の動物(南の赤い鳥、西の白い虎、北の亀と蛇が絡まったもの、そして東の青い龍)や他の神話上の生物です。また、フー・シーとヌワが宇宙を創造したと信じられていた測定器や定規を思わせるT字、L字、V字のマーキングがあります。この「TLV」のデザインは、六博のゲームボードにも見られ、偶然のゲームも宇宙の仕組みに関与していることを示唆しています。

画像出所:メトロポリタン美術館

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