この「七福神乗り船の根付」は、江戸時代(1615年から1868年)後期に制作された、象牙彫刻の根付であります。アーティストは正広(Masahiro)とされています。根付とは、日本の伝統的な小さな彫刻品であり、着物の帯につけられる小さな彫刻や飾り物です。
この特定の根付は、「七福神乗り船の根付」として知られています。七福神は、日本の信仰で幸運や繁栄をもたらすとされる7人の神々で構成されるグループです。この根付では、七福神が一緒に船に乗っている様子が描かれています。七福神はそれぞれ、顔や持ち物、服装で識別され、一緒に航海を楽しんでいる様子が描かれています。
彫刻のディテールは非常に精巧であり、象牙の素材は細部まで美しく表現されています。船の形状や装飾、七福神の姿勢や表情など、細部まで細やかに彫刻されています。
この作品の寸法は、高さ約4.8センチメートル、幅約5.1センチメートル、奥行き約3.2センチメートルであり、小さなサイズながらもその精巧な彫刻技術とテーマの豊かさが楽しめます。
画像出所:メトロポリタン美術館
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