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【テラコッタの球状甕(つぼ) Terracotta globular jug】古代ギリシャ‐ミノア文明
- 2024/3/2
- 03・ギリシア・ローマ美術
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この「テラコッタの球状甕(つぼ)」は、紀元前1300年から1200年ごろのミノア文明後期のIIIB期に作られた陶器です。テラコッタは焼き土器の一種で、この甕は「ダーク・オン・ライト・ウェア」として知られる装飾技法で作られています。高さは5 3/4インチ(約14.6センチメートル)です。
ミノア文明は、古代ギリシャ文明の一部であり、青銅器時代にクレタ島などの地域で栄えました。この時代の陶器は、日常生活での使用や儀式的な目的で広く利用されていました。この球状の甕は、おそらく液体や穀物などの貯蔵容器として使用されました。その形状から判断すると、底が広く、上部が狭まっているため、液体を保持するのに適しています。
ダーク・オン・ライト・ウェアは、暗い色の装飾が明るい地に描かれる装飾技法であり、ミノア文明の陶器によく見られます。この技法は、芸術的な表現や文化的な意味を示すのに使用されました。
このようなテラコッタの甕は、古代の生活や文化に関する貴重な洞察を提供します。彼らはまた、ミノア文明の陶芸技術や装飾技法についての理解を深めるのに役立ちます。片持ち式で、肩には繊細な曲線のデザインが施されており、ダーク・オン・ライト・ウェアです。
画像出所:メトロポリタン美術館
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