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- 【『三宝絵詞』断簡(東大寺切) Page from Illustrations and Explanations of the Three Jewels (Sanbō e-kotoba), one of the “Tōdaiji Fragments” (Tōdaiji-gire)】日本‐平安時代‐源俊頼
【『三宝絵詞』断簡(東大寺切) Page from Illustrations and Explanations of the Three Jewels (Sanbō e-kotoba), one of the “Tōdaiji Fragments” (Tōdaiji-gire)】日本‐平安時代‐源俊頼
「『三宝絵詞』断簡(東大寺切)」は、平安時代の日本の書家である源俊頼に帰属されるとされる書跡で、1120年に制作されました。この作品は、書籍の一部であり、装飾された紙に墨で書かれています。
寸法は、画像が約23.5 × 15センチメートルで、装裱を含めると全体が約125 × 34センチメートル、取っ手を含めると全体が約125 × 39センチメートルとなっています。この断簡は、東大寺に関連するものであるため、「東大寺切」と呼ばれています。
源俊頼の書跡は、平安時代の優れた書家の一人として知られており、彼の繊細な筆使いと美しい字体がこの断簡にも反映されています。また、装飾された紙に書かれた文字が、当時の日本の書道の美学と技術を示しています。この作品は、日本の書道の歴史的な重要性と源俊頼の書道の優れた例証として高く評価されています。
『三宝絵詞』は、宮廷歌人である源為憲(みなもとのためのり)によって、初めての仏教入門書として、984年に編纂されました。仏教の「三宝」は、仏陀、教え、僧侶を指し、この書はそれにちなんで三巻に分かれています。これは、仏教の尼として誓願したはばかりの皇女尊子内親王のために編纂されました。
若い女性向けに編纂されたため、為憲は通俗的な日本語(主に仮名文字)で執筆し、失われたが、かつて挿絵が依頼されました。豪華な貴重な雲母紙に書かれたこの書は、仮名文字が流れるような美しい列に、いわゆる和様(日本式)の書道で優雅に組み合わされている様子を示しています。
画像出所:メトロポリタン美術館
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