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【象牙の装飾板 Ivory decorative plaque】古代ギリシャ‐アーチャイック時代
「象牙の装飾板」は、古代ギリシャの作品で、紀元前7世紀後半の時代に作られました。この装飾板は、象牙を使用しており、全体の寸法は約5 3/8 x 2 3/4 x 5/8インチ(約13.6 x 7 x 1.6 cm)です。
この作品は、古代ギリシャのアーチャイックな時代の作品であり、精巧な彫刻が施された象牙の板です。その装飾は時代を象徴するものであり、古代ギリシャの芸術や文化の特徴を反映しています。
装飾板の表面には、当時のギリシャの神話や日常生活の場面など、様々な模様や彫刻が施されている可能性があります。象牙は彫刻や細かいディテールを表現するのに適した素材であり、この作品は当時の芸術技術や美意識を示す重要な作例の一つとされています。
この装飾板は、ギリシャにおける神ディオニュソスの到来に関連する神話的なテーマを描いています。アルゴスの王プロイトスの2人の娘がディオニュソスの神格を認めなかったため、彼らは狂気に駆られ、暴力的で品位を失った行為を犯しました。後に、彼らは予言者メランポスによって治癒されました。この装飾板では、彼らの狂気の中で、衣服を外し部分的に裸で立っている様子が描かれています。
画像出所:メトロポリタン美術館
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