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【和漢朗詠集 色紙帖 Album of Japanese and Chinese Poems to Sing】鎌倉時代‐近衛信尹書
- 2023/9/15
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近衛信尹(こえのえ のぶたか)は、日本の貴族で、平安時代末期から鎌倉時代初期にかけて活躍した歌人であり、和漢朗詠集(わかんろうえいしゅう)という文学作品に関連しています。
「和漢朗詠集」は、近衛信尹によって書かれた詩文の文集であり、彼の代表的な作品の一つです。この作品は、和歌と漢詩を組み合わせた形式で、その名前からも分かるように、和風の歌と中国風の詩が一つの帖(冊子)にまとめられています。
「和漢朗詠集 色紙帖」というタイトルからも分かるように、この作品は特定の色紙(紙の種類)に詩や文章が書かれたものとされています。この色紙には、近衛信尹の詠んだ歌や詩、または彼の詠んだものをまとめた帖が収められていると考えられています。
近衛信尹は、鎌倉時代初期に活躍し、その詩文は当時の文学界で高く評価されました。彼の作品は和漢の文学要素を組み合わせた独自のスタイルを持っており、日本文学史において重要な位置を占めています。
「和漢朗詠集 色紙帖」は、彼の作品の中でも特に注目されるもので、彼の詩文の美しさや独自性を伝える重要な資料とされています。
近衛信尹(Konoe Nobutada)は、その大胆で表現豊かかつ独自の筆跡で知られる公家・書家で、1013年頃に藤原公任(Fujiwara no Kintō、966–1041)によって編纂された「Japanese and Chinese Poems to Sing」(『和漢朗詠集』)の装飾詩帖(色紙)に銘を刻みました。この詩帖は当時、おそらく最も広く研究され、引用された詩集の一つであり、紫式部が複雑な物語を構築し、795首の和歌(31音の詩)と無数の中国詩への言及が組み込まれた時代の重要な資料の一つでしょう。
「Japanese and Chinese Poems to Sing」は、588の中国の対句と、それに付随する216首の和歌から構成されており、詩のイメージとスタイルの共鳴を引き立てるかのように交互に配置されています。
画像画像出所:メトロポリタン美術館
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