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【ジャンヌ・ダルク(Joan of Arc)】フランス画家‐ジュール・バスティアン=ルパージュ(Jules Bastien-Lepage)
- 2023/8/22
- 09・印象主義・象徴主義美術
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フランスの画家ジュール・バスティアン=ルパージュ(Jules Bastien-Lepage)の「ジャンヌ・ダルク」は、彼の代表作の一つであり、19世紀末のフランス美術における重要な作品の一つです。
この絵画は、ジャンヌ・ダルク(Joan of Arc)として知られる中世のフランスの少女兵士、そして殉教者の物語を描いています。彼女はロレーヌ地方の農村出身で、神の啓示を受けてフランスを救うために戦ったとされています。
絵画では、ジャンヌ・ダルクが彼女の両親の庭で聖ミカエル、聖マルグレット、聖カタリナという聖人たちによって訪れる場面が描かれています。これは彼女が神からの使命を受け入れる瞬間を捉えており、彼女が英国侵略者との戦いに向けて奮い立たされる瞬間です。
絵画は、リアルで自然な描写と精緻な詳細が特徴であり、当時の写実主義の美術スタイルに合致しています。この作品は、ジャンヌ・ダルクの信仰心と勇気を表現しており、彼女の国民的英雄としての地位を再確認するために描かれました。
「ジャンヌ・ダルク」は、1880年にパリのサロン(展覧会)に展示され、そのリアルな描写と感情豊かな表現が注目を浴びました。バスティアン=ルパージュは、この作品において、ジャンヌの精神的な目覚めと聖人たちの幻視を組み合わせて描くことで、彼女の神性と人間性を同時に表現しています。
画像出所:メトロポリタン美術館
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