【釈迦如来坐像】インド・ボードガヤー|パーラ朝・11〜12世紀|石造-常設展-東京国立博物館-東洋館

  • 2023/7/23
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【釈迦如来坐像】インド・ボードガヤー|パーラ朝・11〜12世紀|石造-常設展-東京国立博物館-東洋館

右手を膝の前に垂れて地面に触れるのは降魔印(触地印)と言って、釈迦がさまざまな誘惑のことばを投げかける悪魔を退け、悟りを開いた時の姿であることを意味します。光背には「すべては因縁から生じる」ということばで始まる縁起法頌を、台座には寄進銘を刻みます。

インドのボードガヤーは、仏教の聖地として知られています。ここには、パーラ朝(11世紀から12世紀)の時代に制作された石造の「釈迦如来坐像」が存在します。これらの釈迦如来坐像は、仏教美術の傑作として評価されています。

パーラ朝は、古代インドのバンガル地方に栄えた仏教王朝で、仏教の保護と発展を重視し、多くの仏教寺院や仏教美術の創作を支援していました。そのため、ボードガヤーには多くの仏教美術の遺産が残されています。

釈迦如来坐像は、仏陀(釈迦)の姿を座っている姿勢で表現したものであり、「如来」とは悟りを開いた仏陀のことを指します。これらの坐像は一般的に石で制作され、仏陀の穏やかな表情と瞑想的なポーズが特徴的です。

ボードガヤーの釈迦如来坐像は、高度な彫刻技術と芸術性を持ち、仏陀の体のプロポーションや細部の表現が非常にリアルに描かれています。また、石の質感を生かした彫刻技法が見られ、繊細な装飾や衣服のドレープが美しく表現されています。

これらの釈迦如来坐像は、ボードガヤーの仏教寺院や聖地において崇拝され、仏教信仰の中心的なアイコンとして重要な役割を果たしていました。現代でも、ボードガヤーの仏教寺院でこれらの釈迦如来坐像が崇拝され続けており、仏教美術の重要な遺産として多くの人々によって訪れられています。これらの美しい彫像は、パーラ朝時代の仏教美術の優れた作例として、世界中から高く評価されています。

【釈迦如来坐像】インド・ボードガヤー|パーラ朝・11〜12世紀|石造-常設展-東京国立博物館-東洋館
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