立秋後題-唐時代・杜甫-杜詩書法木刻廊-浣花溪公園-成都杜甫草堂博物館-書:李濟深

立秋後題-唐時代・杜甫-杜詩書法木刻廊-浣花溪公園-成都杜甫草堂博物館-書:李濟深

【立秋後題 唐時代・杜甫】書:李濟深

日月不相饒,節序昨夜隔。
玄蟬無停號,秋燕已如客。
平生獨往願,惆悵年半百。
罷官亦由人,何事拘形役。

杜詩書法木刻廊-浣花溪公園-成都杜甫草堂博物館
杜詩書法木刻廊-浣花溪公園-成都杜甫草堂博物館

「立秋後題」という詩は、唐代の詩人杜甫によって作られた詩です。この詩は、立秋を迎えた後の情景と、詩人の人生に対する思いを表現しています。

詩の冒頭では、日と月が互いに追い越さずに進むことを表現しています。節気の順序が夜に隔たってしまったという言葉は、季節の移り変わりが早く感じられることを示唆しています。

続く句では、玄蝉が鳴くことを止めずに続け、秋の燕が旅客のように去っていく様子が描かれています。この描写は、自然の営みが続き、季節の変化が進むことを示しています。

詩の後半では、詩人自身の思いが表現されます。詩人は一人で歩みたいという願いを持ちながらも、年齢が半世紀に近づいていることに対する悲しみや落胆を感じています。また、官職を退いても、自分自身が形や役割にとらわれずに生きることの難しさを考えています。

この詩は、季節の変化と人生の移り変わりを対比させながら、詩人の内面の葛藤や思索を描いています。杜甫の詩の中でも、自然と人間の関係、そして人生の移り変わりについて深く考えさせられる詩となっています。

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