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【黄金の首飾り】梅原龍三郎ー東京国立近代美術館所蔵
〈赤〉が創造する裸体——梅原龍三郎《黄金の首飾り》における色彩の劇場肉体・背景・装飾の交錯から読み解く近代日本洋画の新地平 梅原龍三郎《黄金の首飾り》(1913年)は、題名に掲げられた装飾品よりもはるかに強烈に、… -
【ベニスの港】髙島野十郎ー個人蔵
光の港に立つ孤独な眼差し ―髙島野十郎《ベニスの港》にみる「静謐なる出発点」― 髙島野十郎(1890–1975)は、近代日本洋画史においてきわめて特異な位置を占める画家である。東京美術学校を経て帝展で入選… -
【自画像(トルコ帽)】黒田清輝‐黒田記念館所蔵
異国の眼差し―黒田清輝《自画像(トルコ帽)》にみる自己の誕生他者の地で「私」を描く―近代日本洋画の黎明における主体のまなざし 静かな画面の奥から、ひとりの青年がこちらを見つめている。暗い背景の中に浮かび上がる顔… -
【ブレハ島にて】黒田清輝ー黒田記念館所蔵
「光の誕生――黒田清輝《ブレハ島にて》と近代の感覚」 《ブレハ島にて》という小さな絵を前にすると、私たちは近代日本洋画の原風景に立ち会うことになる。そこに描かれているのは、名も知らぬ一人の女性と、彼女を包む穏やかな光の… -
【葡萄】黒田清輝ー黒田記念館所蔵
光を食む果実――黒田清輝《葡萄》に見る近代日本洋画の内なる呼吸―― 静物の卓上に並ぶ果実ほど、沈黙のうちに語るものはない。黒田清輝の《葡萄》は、まさにその沈黙の極点にある。そこには風景の開放も、人物の物語もない…

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