過去の記事一覧
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【アトラス坐像】パキスタン・マルダン地区|クシャーン朝・2〜3世紀|片岩-常設展-東京国立博物館-東洋館
【アトラス坐像】パキスタン・マルダン地区|クシャーン朝・2〜3世紀|片岩-常設展-東京国立博物館-東洋館…
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菩薩像は如来像と異なり、豪華な装身具を身につけた王族の姿で表わされました。釈尊が出家する前は王子だったことによります。この像は、持物がわかりませんが、ほかの菩薩像が着けるターバン冠飾がなく、頭髪を束ねていることから、弥…
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ガンダーラの仏像は、ギリシア彫刻の影響を受けた、写実的な表現に特徴があります。彫りの深い顔、波型の頭髪、両肩をおおう衣の流れるような襞にその特色があらわれています。腹部のふくらみ、左膝を軽く曲げた様子が衣を通してうかが…
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アフガニスタンのハッダ(Hadda)地域は、かつてクシャーン朝の支配下にあった地域で、古代ガンダーラ地域の一部です。ハッダは仏教美術の重要な遺産を持つ地域として知られており、古代から多くの仏教美術作品が制作されていまし…
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花網飾りを持つガンダーラの菩薩像は、観音菩薩と考えられる作例が多いですが、本像は頭のターバン飾りにガルダにさらわれるナーギニーの図を表わしているのが特異です。また、交脚像には弥勒菩薩の作例が多く、像の名称は意見が分かれ…
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【ファッローとアルドクショー像】パキスタン・マルダン地区|クシャーン朝・2〜3世紀|片岩-常設展-東京国立博物館-東洋館
【ファッローとアルドクショー像】パキスタン・マルダン地区|クシャーン朝・2〜3世紀|片岩…
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中央の鉢は釈尊が四天王から各1つずつ受け取って重ねたもの。ロ縁の刻線は重ねた様子を表現しています。左右の脚を交差させて坐す菩薩は弥勒菩薩。釈尊の鉢は後継者である弥勒と菩薩が思惟を続ける兜率天に至ったといわれます。ガンダ…
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イタリアデザインデー(IDD)は、イタリア外務・国際協力省が主催する国際的なイベントで、今年はイタリア産業デザイン協会(ADI)とイタリア文化遺産・活動省(MIBAC)が主催します。 2019年の第3回イタリアデザインデーのテーマは、「デザインと未来都市」です。これは、現代の都市のような複雑なオブジェクトに「デザイン」がどのように機能するかを探ることを目的としています。
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右手を膝の前に垂れて地面に触れるのは降魔印(触地印)と言って、釈迦がさまざまな誘惑のことばを投げかける悪魔を退け、悟りを開いた時の姿であることを意味します。光背には「すべては因縁から生じる」ということばで始まる縁起法頌…
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【如来坐像】パキスタン|クシャーン朝・2〜3世紀|片岩-常設展-東京国立博物館-東洋館
パキスタンにおけるクシャーン朝時代(紀元2世紀から3世紀)の片岩の如来坐像は、仏教美術の傑作として知られています。…
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室町時代に作られた「鬼桶水指」は、信楽焼として知られる天然灰釉(しがらきやき)の焼き物です。
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平安時代の「大将軍神像」は、彩色の痕跡が残る木製の像です。
この像は、平安時代に作られたもの…
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「ガラスオイノコエ」は、紀元前4世紀中期から紀元前3世紀初頭にヘレニスティック時代の古代ギリシャで…
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