カテゴリー:2◆西洋美術史
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「優雅なる結合の肖像――ジョン・シングルトン・コープリー《ラルフ・アイザード夫妻》にみる植民地アメリカの夢想」
18世紀後半、アメリカがまだ独立以前の植民地社会であった頃、ジョン・シングルトン・コープリーの筆は…
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「光の玉座に座す亡命の王妃――ホントホルスト《冬の女王の勝利:正義の寓意》にみる祈りと幻影」失われた王冠をめぐる記憶と救済の美学
ヘリット・ファン・ホントホルストの《冬の女王の勝利:正義の寓意》(1636年、ボ…
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「氷の河を越えて――トマス・サリー《デラウェアの通過》に見るアメリカ的英雄像の原型」国民的記憶と美術的神話のあわいに
トマス・サリーの《デラウェアの通過》(1819年、ボストン美術館蔵)を前にすると、我々はまず…
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光の中の予兆——コープリー《ジョン・ハンコック肖像》にみる植民地アメリカの自画像理性と富のあいだに立ち上がる「新世界の肖像」
18世紀半ばのボストン、まだ「アメリカ合衆国」という名が存在しなかった時代に、ジョン・…
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光の中の思索――コープリー《メアリー・オーティス・ウォーレン肖像》をめぐって
ジョン・シングルトン・コープリーの《メアリー・オーティス・ウォーレン肖像》(1763年)を前にすると、まず目を奪われるのは、その静け…
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光沢の奥に潜む静謐――ジョン・シングルトン・コープリー《アン・ティング(トーマス・スメルト夫人)》にみる植民地肖像画の精神若き画家が描いた「品位」と「存在」のはざま
18世紀半ばのアメリカ、まだ独立の理念も萌芽に…
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「抑えきれぬ力の瞬間――アンリ・ルニョー《アウトメドーンとアキレウスの馬》にみる近代アカデミズムの臨界」
暴走する自然と人間の意志、その交錯としての美術
19世紀後半のフランス絵画において、アンリ・ルニョー…
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「未来を見据える眼差し――ギルバート・ステュアート《ドチェスター高地のワシントン》における英雄像の再構築」市民的徳性と記憶の造形としての肖像画
アメリカ独立の記憶は、しばしば戦場の喧噪よりも、静かに立つ一人の人物…
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崇高なる哀悼の光──ベンジャミン・ウエスト《聖ステファノの遺骸を運ぶ敬虔な人々》にみる新古典主義と信仰の精神理性と感情のはざまに生まれた宗教的崇高さの造形
ベンジャミン・ウエストの《聖ステファノの遺骸を運ぶ敬虔な…
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光の肖像――ジョージ・P・A・ヒーリー《チャールズ・モーリー夫人》にみる静謐の美学
19世紀アメリカ上流社会と女性像の象徴としての肖像画
19世紀のアメリカ――産業の勃興とともに新たな富裕層が生まれ、社会…
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