カテゴリー:陶磁器
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コバルトを営莉とする菁箱の上に、白、 赤、金、黒の絵具で文様が描かれています。ペルシア語で青藍色を「ラジュヴァルド」ということから、ラジュヴァルディナ陶器と呼ばれます。イランのカーシャーン窯などで12世紀後半から14世…
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彩文双耳壺は、キプロス島で古代に使用された陶器製の壺の一種です。この壺は、特徴的な二つの耳(取っ手)が付いていることが特徴であり、持ち運びや注ぎ口を利用して液体を注ぐ際の安定性を高める役割を果たしていました。
彩…
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この独特の光沢をもつ白濁した釉は、8〜9世紀頃のイスラームで生まれ、ヨーロッパへ展開したと考えられている錫釉です。東アジアのほかの地域ではほとんど使用されていない釉であり、謎に包まれたミャンマー陶器の展開は研究史のうえ…
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カンボジアのクメール-アンコール時代、10〜12世紀の陶磁器の中に、灰釉鉢として知られる美しい作品がありました。これらの鉢は、陶器や磁器の素材で作られ、特徴的な灰色の釉薬がかけられているのが特徴です。
灰釉鉢は、…
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ミャンマー(ビルマ)の15〜16世紀には、陶磁器の製造が盛んで、青磁双耳瓶として知られる美しい作品が作られました。これらの青磁双耳瓶は、中国の青磁(せいじ)技術の影響を受けており、ミャンマーの芸術的な要素と融合させて独…
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バコーン(Bakong)は、カンボジアのシェムリアップ省に位置するアンコール遺跡の一部で、クメール-アンコール時代の12〜13世紀に築かれた寺院遺跡です。バコーンから出土した黒褐釉瓢形瓶は、美術品の中でも特に興味深く、…
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クメール陶器には、動物の形をした器がよくみられます。なかでも象は、荷物や人を運ぶために重宝するもっとも身近な動物であり、丸々と愛らしい姿にあらわされています。整った器形やつやのある黒褐釉からは安定した焼成技術をうかがう…
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カンボジアのプノン・クレーン遺跡は、アンコール時代の11〜12世紀に栄えた重要な遺跡の一つです。この遺跡から出土した陶磁器の中には、灰釉蓮弁文合子として知られる美しい作品が含まれています。
灰釉蓮弁文合子は、その…
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貿易陶磁として各地へ運ばれた中国の龍泉窯青磁を模倣してつくられた碗。外側には特徴的な鎬の蓮弁文を巡らします。釉の透明度は高く、きめの粗い胎が透けて見えるほどです。焼きひずみ、大きく傾いでおり、高台の畳付きには流れた釉薬…
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【褐釉杯】カンボジア-クメール-アンコール時代・12〜13世紀-岸野浩平氏寄贈-陶磁器-常設展-東京国立博物館-東洋館
12〜13世紀の褐釉杯は、カンボジアのクメール-アンコール時代における美術品の一つです。ク…
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