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【彩繪木雕菩薩像 Attendant Bodhisattva】中国-五代十国時代
- 2024/5/21
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「彩繪木雕菩薩像」は、中国の五代十国時代(907年–960年)または遼(りょう)朝(907年–1125年)の10世紀から11世紀に制作された作品です。この彫刻は、構造が一つの木材から成り、塗り箔と顔料で装飾された木製の彫刻です。
この彫刻の寸法は、高さ約149.9センチメートルです。
菩薩像は、仏教における慈悲と智慧の象徴であり、一般的には観音菩薩や文殊菩薩、普賢菩薩などの姿で表されます。彩繪木雕の菩薩像は、木材を彫刻して仏像を作り、それに彩色を施す技法であり、仏教美術の中で重要な位置を占めています。
この作品は、慈悲深く穏やかな表情を持つ菩薩像であり、彩色が施されています。彩色は、仏像の美しさを引き立て、神聖な雰囲気を醸し出しています。
彩繪木雕菩薩像は、中国の仏教美術の重要な作品の一つであり、その芸術性と宗教的な意味が多くの人々に感銘を与えてきました。この供奉する菩薩の彫像はおそらく、釈迦牟尼仏を中心に二つの同様の像が並ぶ巨大な三連祭壇の一部だったと考えられます。この彫像は、北方でしばしば仏教彫刻の材料として使用された柳材で作られ、かつては鮮やかに彩色されていました。彫像のボリューム感、肩に沿って垂れる髪の毛の丁寧な描写、胸に結ばれたスカーフは、10世紀から11世紀にかけての仏教彫刻の典型的な特徴です。
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