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【聖ヒエロニムスの書斎 Saint Jerome at His Study】スペイン‐ルネサンス期
- 2024/3/14
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「聖ヒエロニムスの書斎」は、おおよそ1500年頃にスペインのパレンシア、タマラで作られた彫刻作品です。北スペインの文化に根ざしたこの作品は、木材と塗料を用いて制作されています。寸法は全体で91.4 x 72.4 x 31.1 cmで、浮彫の部分だけでも68.3 x 69.9 x 31.1 cmあります。また、台座の寸法は23.2 x 72.4 x 25.4 cmです。
この彫刻作品は、キリスト教の聖人である聖ヒエロニムスが書斎で書物に向かっている様子を描いています。彼は身の回りにある書物や筆記具とともに、祈りや瞑想の姿勢で知的な労働に没頭している様子が表現されています。
この彫刻は、非常に細密な彫刻技術を用いて作られており、彫刻された聖人の表情や衣服、書物や置物などの細部に至るまで、繊細なディテールが見事に表現されています。聖ヒエロニムスの書斎は、当時の宗教的な信仰や知識の重要性を表す象徴的な作品として、美術史上で重要な位置を占めています。
画像出所:メトロポリタン美術館
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