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【二人三番叟踊り子人形を持つ男性の根付け Netsuke of Man and Two Children with a Sambaso Dancer Puppet】日本‐19世紀
- 2024/3/5
- 09・大正時代・戦前
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「二人三番叟踊り子人形を持つ男性の根付け」は、19世紀に活躍した日本の彫刻家、正秀(まさひで)による作品です。この根付けは、象牙で作られており、日本の伝統的な小さな彫刻品です。
この根付けの中心には、男性が立ち、手に三番叟(さんばそ)の踊り子人形を持ち、その周りには2人の子供がいます。三番叟は、能楽(のうがく)の舞台で見られる特定の舞を象徴するキャラクターであり、その風貌や衣装などが細かく彫刻されています。男性と子供たちの表情や仕草も細やかに表現されており、生き生きとした情景が伝わってきます。
彫刻家の正秀は、繊細な彫刻技術を持ち、細部まで丁寧に作品を仕上げることで知られています。この根付けでもその技術が発揮され、細かい彫刻や質感の表現が見事に描かれています。また、象牙の素材が持つ光沢や温かみも、作品全体に奥行きと豊かさを与えています。
この根付けは、日本の伝統的な工芸品としてだけでなく、当時の日本の能楽や舞台芸術の一部を象徴する貴重な作品としても注目されています。
画像出所:メトロポリタン美術館
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