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【ヘラクレス結び目付け金腕輪 Gold armband with Herakles knot】ギリシャ文化‐ヘレニズム時代
この腕輪はヘレニズム時代の作品で、「ヘラクレス結び目付け金腕輪」です。紀元前3世紀から2世紀のギリシャ文化に属し、金にガーネット、エメラルド、エナメルがインレイされています。寸法は3 1/2インチ(8.9センチ)です。
この腕輪は、金の素材に彩り豊かなガーネット、エメラルド、エナメルでヘラクレスの結び目が装飾されています。ヘラクレス結び目は、伝説の英雄ヘラクレス(ハーキュリーズ)が設定された難題を解決する際に使われた結び目であり、強さと知恵の象徴とされています。
この腕輪は、その精巧な細工と贅沢な装飾が特徴で、当時のギリシャの芸術や工芸の高い水準を示しています。ヘラクレス結び目は、力強くて美しいデザインとして知られており、この腕輪はそのようなデザインを巧妙に取り入れています。
この豪華な腕輪のヘラクレスの結び目は、花の装飾とガーネット、エメラルド、エナメルで装飾されています。ローマの著述家プリニウスによると、ヘラクレスの結び目の装飾は傷を治す効果があり、ヘレニズム期の宝飾品での人気から、邪悪を避ける力を持っていると考えられていた可能性があります。
画像出所:メトロポリタン美術館
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