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【セクメト女神像】エジプト、テーベ出土|新王国時代·第18王朝・前14世紀|黑色花滿岩製－常設展－東京国立博物館－東洋館
- 2023/7/27
- 02・エジプト・メソポタミア美術, 彫刻
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雌ライオンの頭をもった女性像で表されるセクメトは、人々に癒しをもたらす女神として信仰を集めました。この像は、古代エジプト最盛期の王アメンヘテプ3世が作らせたもの。王は数百体ものセクメト像を自身の神殿に並べ、国の安寧を願ったと考えられています。
「セクメト女神像」は、エジプトの新王国時代・第18王朝の前14世紀にテーベで出土した重要な考古学的な遺物です。この像は黒色の花崗岩から作られており、セクメト女神を象徴しています。セクメト女神は、戦争や疫病の守護神として崇拝されていました。彼女は一般的に、頭にウラエウス（コブラの冠）を戴いて描かれ、三つの動物の頭（ライオン、ヘビ、ガネーシャ（オオカミ））を持っていることが特徴です。この像はエジプトの宗教的信仰と芸術の豊かな歴史を示す重要な作品の一つとされています。
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