堂成-唐時代・杜甫-杜詩書法木刻廊-浣花溪公園-成都杜甫草堂博物館-書：但懋辛

【堂成　唐時代・杜甫】書：但懋辛

背郭堂成蔭白茅，緣江路熟俯青郊。
榿林礙日吟風葉，籠竹和煙滴露梢。
暫止飛烏將數子，頻來語燕定新巢。
旁人錯比揚雄宅，懶惰無心作解嘲。

「堂成」は、唐代の詩人杜甫による詩です。この詩は、詩人が背中に城壁を持ち、白い茅（かや）で覆われた堂を建てている様子を描写しています。彼の住む場所は江の岸にあり、周囲の道路は熟知しており、彼は青々とした郊外を俯瞰しています。
詩の中で、詩人は榿（けい）の林が日光を遮り、風に吟ずる葉と共に静かに立っている様子を表現しています。籠竹は煙と露を滴らせ、その先端で詩人を迎えます。
詩人は一時的に飛び立つ鳥や頻繁にやってくる燕（つばめ）たちと会話し、新しい巣を定める様子を観察しています。詩の中で、彼の住まいを他の人の立派な家と比較し、怠け者で心のない人々から冷笑されることもあるかもしれませんが、詩人はそれには無関心であり、彼自身の生活を楽しんでいます。
この詩は、詩人が自然と調和し、静かな生活を営むことを願っていることを表しています。彼は独自の価値観を持ち、他人の評価や物質的な成功にはあまり関心を持っていません。彼の堂は彼自身の内なる平和と調和を象徴しており、詩人が自身の選んだ生き方を肯定しているのです。