【四天王像の内(Shitennō zō) One of the Four Heavenly Kings】平安時代
- 2023/10/14
- 03・平安時代
- One of the Four Heavenly Kings, Shitennō zō, 四天王像, 平安時代
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平安時代の「四天王像の内(Shitennō zō)」は、4つの像で構成されるセットの一部で、それぞれ主要な方位を表すものです。これらの像は、宇宙の仏陀である大日如来(Dainichi Nyorai)を取り囲むもので、元々はヒンドゥー教の半神である「四天王」(Shitennō)として知られていましたが、後に仏教のパンテオンに取り込まれ、仏教教義、寺院、国家の守護者とされました。
中国では、このような像は通常、寺院の入り口近くに配置されていましたが、日本ではより頻繁に、中央の神像を取り巻く形で主祭壇に配置されました。これらの像はほとんどが鎧を着込み、武器や他の属性(現在は失われている)を持ち、静けさや瞑想の姿勢ではなく、ダイナミックなポーズで立っている、荒々しい姿勢を取ります。彼らは木の一枚板から彫刻され、その筋肉質なフォルムは平安時代初期のスタイルの力強さを保持しています。ただし、現在は欠落している腕部は別に彫刻されていました。
画像出所:メトロポリタン美術館
画像出所:メトロポリタン美術館
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