【賜也失藏卜“積修求律” 象牙印 Seal with knob in the shape of a wheel】中国-明代永楽時期

【賜也失藏卜“積修求律” 象牙印】中国-明代永楽時期

この作品は、中国の明代(1368年から1644年)永楽時期(1403年から1424年)に作られた「賜也失藏卜“積修求律” 象牙印」です。

この印は象牙で作られており、寸法は高さ7センチメートル、幅4.2センチメートル、奥行き4.2センチメートルです。比較的小さなサイズですが、その詳細さと緻密さが目を引きます。

印の文面は「賜也失藏卜“積修求律”」と彫られています。これは「賜(与える)也(も)失(う)藏(宝する)卜(占い)“積(蓄積する)修(修行する)求(求める)律(法)」という意味であり、おそらく持ち主の信仰や人生観に関連する言葉でしょう。

この印のデザインや作風は、永楽時期の中国の美術や彫刻の典型的な特徴を示しています。彫刻された文面やディテールは非常に精緻であり、時代や地域の芸術の技術的な高さを示しています。

このような印は、当時の中国社会において重要な地位や権威を持つ人々が使用することが一般的であり、その所有者の身分や地位を象徴するものでした。この印章の上部にある中国語の銘文は、日付を示し、チベットの僧侶のために作られたことを示しています。その僧侶の名前は「イェシ・ザンブ」と音写できます。また、下部の印章には「積修求律」という言葉が彫られており、「法(仏教)を精勤に学ぶ」という意味です。

【賜也失藏卜“積修求律” 象牙印】中国-明代永楽時期
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画像出所:メトロポリタン美術館

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