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【獅子大理石像 Marble statue of a lion】ギリシャ‐古典期
- 2024/2/14
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この古典期のギリシャ彫刻である「獅子大理石像」は、紀元前400年から390年ごろに制作されました。大理石で作られており、パリアン大理石と呼ばれる高品質の大理石が使用されています。寸法は高さ約79.4センチメートルで、長さは約161.3センチメートルです。
この彫刻は、ギリシャ彫刻の古典的なスタイルを特徴としています。獅子は立ち姿で表現されており、威厳と力強さが感じられます。彫刻のディテールは非常に細かく、獅子の毛並みや筋肉、爪などがリアルに表現されています。
また、この獅子の彫刻は、古代ギリシャ社会における獅子の象徴的な意味を持っています。獅子は勇気や王者の象徴として尊重され、戦闘や守護の象徴としても広く知られていました。この彫刻は、そのような象徴的な意味を持つと同時に、ギリシャ彫刻の芸術的な傑作としても称賛されています。
大理石で作られた獅子の彫像は、時には墓碑や大きな墓の正面にある両端の守護者として使用されました。多くの古典期のギリシャの芸術作品と同様に、この彫像も帝政期にローマに持ち込まれました。
画像出所:メトロポリタン美術館
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