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【大理石の座ったハープ演奏者 Marble seated harp player】ギリシャ‐サイクラディック文化
「大理石の座ったハープ奏者」は、紀元前2800年から2700年ごろの時代、サイクラディック文化に属する作品です。大理石で制作されており、ハープを持った状態の高さは約29.21センチメートルです。
この彫刻は、座った姿勢でハープを演奏している人物を描いています。彫刻された人物は抽象的な形態で表現されており、顔や体の特徴は具体的に描かれていません。しかし、ハープの形状や座ったポーズなど、細部にわたる注意深い彫刻が特筆されます。
この作品は、サイクラディック文化の特徴的な芸術の一例であり、当時の彫刻技術の高さを示しています。ハープ奏者の姿は、音楽や芸術が古代の文化で重要な役割を果たしていたことを示唆しています。このような彫刻は、埋葬された墓や祭壇などで発見されることがあり、精神的な意味や宗教的な儀式に関連していた可能性があります。
弦楽器を演奏する男性像が、高い背もたれの椅子に座っています。この作品は、知られている楽師を描いた数少ない作品のうちのひとつです。彫刻された腕や手の繊細な造形が特筆されます。
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