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【龍泉窯双耳瓶 Vase with Dragonfish Handles】中国‐南宋時代‐青磁釉
「龍泉窯双耳瓶」は、中国南宋時代(1127年から1279年)に制作された作品です。磁器製で、青磁釉の下にレリーフ装飾が施されています。この作品は龍泉焼として知られています。
作品の寸法は高さ17.1センチメートルです。双耳瓶とは、両側に取っ手がついた瓶のことで、この作品もその特徴的な形状を持っています。
青磁釉は中国の窯で焼かれ、その下に施されたレリーフ装飾は装飾的で精巧なものであるとされます。この作品は、中国の陶磁器の中でも高い評価を受け、南宋時代の技術と美意識を示す重要な作品の一つとされています。
このタイプの花瓶は、特に日本で非常に人気があり、茶道で使われることもありました。この花瓶の形は、槌の形として知られており、その起源は9世紀から10世紀にシリアで製造されたガラス製の容器にさかのぼります。この形状はおそらく当時中国に導入されたものです。また、この花瓶の変わった取っ手は中国独自の追加要素です。
画像出所:メトロポリタン美術館
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