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【こけし乗馬少年枕 Pillow with boy on hobbyhorse】中国‐金朝時代‐磁州窯
- 2023/12/19
- 07・五代・宋・遼・金・元時代
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「こけし乗馬少年枕」は、12世紀から13世紀にかけての金朝時代に作られた作品です。中国の磁州窯(ししゅうよう)で作られた、白色の滑薬の下に茶色や黒の顔料を使って描かれた焼き物です。
この枕には、馬にまたがる少年の図柄が描かれています。馬にまたがる姿の少年が描かれた枕は、寝る際に頭を支えるための装飾的な枕で、古代中国の生活において一般的でした。このような枕は、陶器や絵画などのさまざまな媒体で作られ、装飾的な要素として用いられました。
金朝時代の磁州窯は、多様な作品を生み出した窯元の一つでした。特にこの作品は、茶色や黒の顔料を用いて描かれた絵付けが特徴的です。その美しさや芸術性から、磁州焼は中国の陶磁器の中でも高い評価を受けました。このこけし乗馬少年枕は、その時代の技術と美意識を象徴する貴重な作品です。
趣味のある馬は、12世紀にさかのぼる中国の絵画や装飾美術に登場します。この人気のある子供のおもちゃは、時には自転車の原型とも言われ、中国で発明されてから西洋に広まった可能性があります。
画像出所:メトロポリタン美術館
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