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【鎏金青銅彌勒佛像 Buddha Maitreya (Mile) altarpiece】中国‐北魏時代‐弥勒菩薩
「鎏金青銅彌勒佛像」は、中国の北魏時代(386年から534年)に制作された作品です。制作年代は特定されていませんが、おおよそ525年から530年頃のものと考えられています。この彫像は、鎏金(金を薄く張り付ける技法)が施された青銅でできています。
彌勒佛(弥勒菩薩)は仏教の重要な菩薩の一人であり、未来仏として知られています。この彫像は、彌勒佛を表しており、青銅に鎏金技法が施されています。彌勒佛は静かで穏やかな表情をしており、手にはしばしば仏印(特定の手の形)を持っています。
北魏時代の彫像は、その細部までの緻密な彫刻や高度な技術で知られています。この鎏金青銅彌勒佛像も、その時代の芸術的な優れた例であり、仏教の宗教的な信仰と美的表現を組み合わせた作品として称賛されています。
弥勒菩薩は、仏教において菩薩と仏として両方の尊称を受ける唯一の神であります。彼は悟りを開く次の存在とされ、菩薩としての誓いを果たし、悟りを得ることが確約されている段階にいます。彼は仏陀の境地に非常に近く、次の仏として待たれています。中国では、5世紀後半から6世紀にかけて弥勒菩薩への信仰が広く行われていました。この複雑な像は、炎の光輪から現れる弥勒菩薩を示しており、彼が信心深い者たちを救うために地上に降臨する様子を表しています。
画像出所:メトロポリタン美術館
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