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- 【牡丹模様陶磁枕 Pillow with Peonies】中国‐金代
「牡丹模様陶磁枕」は、中国の金代(1115年から1234年)に制作された陶器です。この作品は「磁州窯」として知られる窯で作られたもので、縁起の良い牡丹の模様が刻まれています。
この枕は、刷毛彫りという技法で作られました。この技法では、表面に塗られた釉薬を一部削り取ることで模様を浮かび上がらせます。牡丹の花は、中国の花として繁栄、富貴、そして幸福を象徴する重要なモチーフであり、金代の陶器作品においても頻繁に用いられました。
この作品は、当時の陶磁器の技術と芸術性を示す素晴らしい例です。牡丹の模様が優美に表現されており、そのデザインや意味合いから、富や幸福を願う装飾品として使われたと考えられています。
画像出所:メトロポリタン美術館
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