- Home
- 06・ルネサンス美術
- 【老人の肖像 Portrait of an Old Man】ギリシャ‐スペイン・ルネサンスとバロック時代画家‐エル・グレコ（El Greco）
【老人の肖像 Portrait of an Old Man】ギリシャ‐スペイン・ルネサンスとバロック時代画家‐エル・グレコ（El Greco）
- 2023/10/9
- 06・ルネサンス美術
- El Greco, Portrait of an Old Man, エル・グレコ, ギリシャ, スペイン・ルネサンス, バロック時代画家, 老人, 肖像
- コメントを書く
「老人の肖像」は、ギリシャ生まれの画家エル・グレコ（Domenikos Theotokopoulos）による絵画です。エル・グレコは1541年にギリシャのクレタ島で生まれ、1614年にスペインのトレドで亡くなりました。
この絵画は、名前通り老年期に達した男性の肖像画です。エル・グレコは宗教的な作品だけでなく、個々の人物の肖像画も制作しました。彼の肖像画は、被写体の個性や感情を表現し、彼の芸術的なスタイルである長身の人物像や独特の照明効果などが特徴です。
「老人の肖像」はエル・グレコの個人的な肖像画の一例であり、その時代の人々の外観や個性を捉えたものとして評価されています。彼の肖像画は、被写体の内面と外観を同時に描写し、観る者に深い感銘を与えることがあります。
エル・グレコの率直な肖像画は、自然さと心理的洞察力を備えており、（18世紀のように）彼の他の作品が不評になったとしても、一貫して賞賛されてきました。この約1595年から1600年の肖像画は、探求的な自画像として交互に受け入れられたり拒絶されたりしてきました。芸術家の文献に記録された肖像画は存在しないものの、彼は自身を自画像ではなく、いくつかの絵画の中で脇役として配置したようで、これらは現在の被写体とある程度の類似性を持っているようです。
画像出所：メトロポリタン美術館
関連記事
コメント
トラックバックは利用できません。
コメント (0)
この記事へのコメントはありません。