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- 05・魏晋南北朝時代, 彫刻
- 龍門石窟-洛陽市-河南省-撮影:秦晴
龍門石窟(りゅうもんせっくつ)は、中国の河南省洛陽市にある仏教の石窟寺院であり、中国の代表的な石窟寺院の一つです。龍門石窟は、洛陽市の西南に位置し、白馬寺と共に洛陽の仏教遺産を代表する重要な観光地となっています。
龍門石窟は、北魏朝(386年から534年)から北周朝(557年から581年)の間に建設されました。石窟は主に龍門山の峡谷に掘られ、約1,000以上の石窟と約10,000以上の仏像が存在します。これらの石窟は、仏教の宗教的な実践、瞑想、修行の場として使用されました。
龍門石窟の仏像は、多くが岩盤に直接彫刻されており、大小さまざまな仏像が存在します。仏像は、釈迦如来や菩薩、阿羅漢などの仏教の聖者を描いており、彫刻技術の高さと精緻さが特徴です。また、仏像だけでなく、龍門石窟には壁画や浮彫りもあり、宗教的なストーリーや仏教の教えが描かれています。
龍門石窟は、中国の石窟寺院の中でも美術的な価値が高く、その彫刻技術と芸術的な表現力は高く評価されています。また、歴史的・文化的な意義も持ち、1982年にはユネスコの世界遺産に登録されました。
訪れる人々にとって、龍門石窟は美しい仏像と壮大な景観を提供しています。また、中国の仏教の歴史と芸術に興味を持つ人々にとっても、重要な巡礼地となっています。
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