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【聖母子と聖人たちの玉座に座る像 Madonna and Child Enthroned with Saints】イタリア‐ルネサンス期画家‐ラファエロ・サンティ(Raphael Sanzio)
- 2023/9/27
- 06・ルネサンス美術
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1504年、イタリアのルネサンス期の画家ラファエロ・サンティ(Raphael Sanzio)は、「聖母子と聖人たちの玉座に座る像」(Madonna and Child Enthroned with Saints)という絵画を制作しました。この絵画は宗教的なテーマを取り上げ、キリスト教の信仰に関連する作品です。
この作品は、聖母マリアが玉座に座り、幼子イエス・キリストを抱いている様子を描いています。彼女の周りには聖人たちが描かれており、聖母子を囲むように配置されています。これらの聖人たちは、キリスト教の信仰の中で特に重要な人物であり、彼らの姿は宗教的な象徴として機能しています。
この絵画は、ルネサンス美術の特徴であるリアルな表現、透明感のある色彩、詳細な背景などが見られる作品です。ラファエロは特に美しい人物像と調和のとれた構図で知られており、この絵画でもその美的感覚が表れています。
「聖母子と聖人たちの玉座に座る像」は、ラファエロの作品の中でも重要なものの一つであり、ルネサンス期の宗教美術の傑作とされています。この作品は宗教的な信仰を表現し、美術史上で高く評価されています。
ラファエロは、この祭壇画を約1504年から1505年にかけて、ペルージャのサンタントーニオ修道院(Sant’Antonio)のために制作しました。これは修道院の一部である教会内の特定のエリアに掛けられ、修道女たちによって依頼された可能性があります。修道女たちは、複雑な衣装を身に着けたキリストなどの保守的な詳細にこだわったかもしれません。一方で、重厚な男性の聖人たちは、フィレンツェで学んでいたばかりのレオナルド・ダ・ヴィンチとフラ・バルトロメオによって展開された進歩的なスタイルを反映しています。
主要なパネルの上にあるルネットには、神の父が地球を持ち、2人の天使と2人のセラフィムの間で祝福を授けている様子が描かれています。
この絵画に関する詳細な情報、および祭壇画の再構築については、metmuseum.orgをご覧いただくか、詳細情報をご提供します。
画像出所:メトロポリタン美術館
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