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【秋夜長物語絵巻 A Long Tale for an Autumn Night (Aki no yo nagamonogatari)】室町時代
- 2023/9/17
- 04・鎌倉・南北朝時代
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「秋夜長物語絵巻」(Akuyona Monogatari Emaki)は、室町時代に制作された物語絵巻の一つです。室町時代は日本の歴史の中で、14世紀から16世紀にかけての時期を指します。この絵巻は、物語を視覚的に伝えるために絵とテキストが組み合わさった形式で制作されました。
「秋夜長物語絵巻」は、秋の夜に語られる物語をテーマにした作品で、宴会や語り部の情景が描かれています。この絵巻は、室町時代の文学と文化における特定のテーマや傾向を反映しており、宴会や物語の楽しみが描かれています。
絵巻物は、物語の進行を視覚的に楽しむための媒体として非常に重要で、室町時代には多くの絵巻物が制作されました。これらの絵巻物は、当時の生活や文化、物語の一端を伝える貴重な歴史的な資料となっています。「秋夜長物語絵巻」も、その時代の文学やエンターテイメントの一環として注目されています。
この挿絵のついた巻物(絵巻)は、物語が右から左に進行する形式で、中世の日本で人気のあった、仏教僧と若い男性の修行僧(稚児)との情事について語っています。ここでは、稚児の悲劇的な自殺の後、仏教僧は肉欲を捨て、救済を得るという物語が描かれています。2011年、美術館はこの巻物の欠けていた最終部分を取得しました。以前、この部分は掛け軸として再装訂されていました。
画像出所:メトロポリタン美術館
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