この刀剣の鍔は、16世紀に制作された日本の美術品で、鉄と銅の素材で作られています。この鍔には、ネガティブなシルエットでスタイリッシュな蝶のデザインが開放的に施されています。このデザインは、いわゆる甲冑師(katchūshi)スタイルで作られており、甲冑の制作に関連する要素を取り入れています。
この鍔は、かつてルイ・ゴンス(Louis Gonse)というコレクターのコレクションに所属していました。その後、ハワード・マンスフィールド(Howard Mansfield)によって所有され、1936年まで彼のコレクションに属していました。ハワード・マンスフィールドはメトロポリタン美術館(MMA)に寄贈し、そのコレクションの一部となりました。
この鍔は1924年にパリのHôtel Drouotで行われた「Gardes de Sabres du Japon」展示会に出展され、その際のカタログにも記載されています。蝶のモチーフと独特のスタイルがこの鍔の特徴であり、甲冑制作に関連する要素がデザインに取り入れられていることが興味深い点です。
画像出所:メトロポリタン美術館
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