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【十二神将像の内 Six of the Twelve Divine Generals (Jūni shinshō)】鎌倉時代
- 2023/9/3
- 04・鎌倉・南北朝時代, 彫刻
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「十二神将像の内」は、鎌倉時代に制作された作品で、木材に漆、色彩、金箔、または象眼を埋め込んで制作されたものです。この作品は、十二神将と呼ばれる神々の像が描かれたもので、これらの神々は薬師如来(Bhaisajyaguru)の誓いや使命を具現化しているとされています。
十二神将は、薬師如来が体と心の病を癒すという誓いを果たすための存在として位置付けられ、信者を守り、仏教の敵を退ける役割を果たすとされています。彼らは荒々しい顔つきで描かれ、鎧を身に着け、戦闘の態勢をとっています。このような表現は、彼らの強力な守護者としての性格を象徴しています。
また、この作品には象眼が使用されており、神々の目に輝きと奥行きを与えています。象眼は宝石や鉱物を使用して神々の目を造形的に表現する技法で、作品にリアリティと立体感をもたらします。
「十二神将像の内」は、日本の仏教美術の一部として、当時の宗教的信仰や美術表現を反映する重要な作品とされています。鎌倉時代は、日本の美術史において重要な時代であり、この作品はその時代の美術の特徴や精神性を伝える貴重な資料とされています。
十二神將(じゅうにしんしょう)は、薬師如来(サンスクリット語での名前はBhaisajyaguru)が身心の病を癒すという誓いを具現化したものです。信者を保護し、仏教の敵を打ち破る責任を担い、彼らは凶暴な表情を持ち、鎧を着用し、戦闘のポーズをとって描かれています。古代には、彼らは中国の十二支に関連付けられるようになりました。
画像出所:メトロポリタン美術館
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