【刀の鍔(つば) Sword Guard (Tsuba)】江戸時代‐鍛冶師大森秀長

【刀の鍔(つば) Sword Guard (Tsuba)】江戸時代‐鍛冶師大森秀長

十八世紀(18世紀)の刀の鍔(つば)は、銅と金の合金(赤銅または赤銅製の尺八鍔)、金、銅、銀などの素材で作られたものです。この鍔は大森秀長(おおもりひでなが)による作品で、彼は江戸時代の鍛冶師であり、刀装具の制作で知られています。

鍔は、日本の刀剣や刀の柄と刀身をつなぐ部分で、外装的な役割だけでなく、刀の保護やバランスを保つためにも重要な役割を果たしています。この作品は、高度な工芸技術と美意識が凝縮されたもので、特に鍔の装飾性が際立っています。

鍔の素材として使用された赤銅合金(赤銅製の尺八鍔)や金、銅、銀などの貴金属は、装飾的な要素を強調するために用いられました。赤銅合金は尺八の形状に似た特異な形状をしており、装飾の一部として工夫されています。金や銀は装飾部分に使用され、美しい彫刻や彩色によって鍔に深みをもたらしています。

大森秀長による鍔は、その時代の工芸の高さと、鍔の装飾性を最大限に引き立てる技術の見本とされています。このような刀装具は、武士の装備品としてだけでなく、芸術作品としても高く評価され、美術愛好家や歴史研究者にとって貴重な存在です。

画像出所:

Omori Hidenaga (Japanese, active late 18th century)
Sword Guard (Tsuba), 18th century
Japanese, Edo period (1615–1868)
Copper-gold alloy (shakudo), gold, copper, silver; H. 2 9/16 in. (6.5 cm); W. 2 5/16 in. (5.9 cm); thickness 1/4 in. (0.6 cm); Wt. 3.2 oz. (90.7 g)
The Metropolitan Museum of Art, New York, Purchase, Arthur Ochs Sulzberger Gift, 2004 (2004.461)
http://www.metmuseum.org/Collections/search-the-collections/27693

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