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【北魏正光五年 鍍金の青銅弥勒仏像】
- 2023/8/15
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「北魏正光五年 鍍金の青銅弥勒仏像」は、中国の北魏時代に制作された仏教美術の傑作で、弥勒菩薩(みろくぼさつ)を表した仏像です。以下にその詳細について説明します。
- 北魏正光五年: 「北魏正光五年」は、西暦520年に当たります。北魏時代は、中国の歴史で386年から534年まで続いた時期で、仏教が盛んに広まった時代でもあります。この時期には、仏教美術も繁栄しました。
- 弥勒仏像: 弥勒菩薩は、仏教の菩薩で、未来において仏果を成就するとされる仏陀の一つです。弥勒菩薩は、慈悲と救済の象徴とされ、未来の救い主として崇拝されました。この仏像は、弥勒菩薩の姿勢や特徴を表現し、その菩薩の慈悲深さや救済の意味を象徴的に表しています。
- 鍍金の青銅: この仏像は、青銅で制作されており、表面に金箔が鍍金されています。金箔を施すことによって、仏像に輝きと豪華さが与えられ、神聖な雰囲気を醸し出しています。鍍金の技法は、当時の高度な金工技術を示すものとされています。
- 歴史的価値: 「北魏正光五年 鍍金の青銅弥勒仏像」は、中国仏教美術の一部として、その時代の宗教的信仰や美術技法を示す重要な遺物です。弥勒菩薩の信仰は、中国仏教の歴史において重要な位置を占めており、その崇拝の姿がこの仏像に表れています。
この仏像は、その美しさと歴史的な価値から、美術館や博物館で展示され、中国の歴史と宗教に関心を持つ人々にとって魅力的な研究対象となっています。
画像出所:メトロポリタン美術館
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