- Home
- 02・エジプト・メソポタミア美術
- 【セクメト女神像】エジプト、テーベ出土|新王国時代・第18王朝·前1世記|黑色花滿岩製-常設展-東京国立博物館-東洋館
【セクメト女神像】エジプト、テーベ出土|新王国時代・第18王朝·前1世記|黑色花滿岩製-常設展-東京国立博物館-東洋館
- 2023/7/27
- 02・エジプト・メソポタミア美術
- コメントを書く
雌ライオンの頭をもった女性像で表されるセクメトは、人々に癒しをもたらす女神として信仰を集めました。この像は、古代エジプト最盛期の王アメンヘテプ3世が作らせたもの。王は数百体ものセクメト像を自身の神殿に並べ、国の安寧を願ったと考えられています。
セクメト女神は、古代エジプトの女神の一つで、戦争、疫病、出産といった領域に関連して崇拝されていました。彼女はしばしばライオンの姿で表現され、その力強さと保護の力を象徴していました。
「セクメト女神像」は、黒色花崩岩(黒色砂岩)で作られたセクメト女神の彫刻像を指します。これらの彫刻は、通常は立った姿勢で表現され、女神の特徴であるライオンの頭部と人間の体を持つ特徴的な姿をしています。
セクメト女神は、戦争や疫病の脅威からエジプトを守ると考えられており、また出産にも関連していました。そのため、彼女の像は特に軍事の祈りや病気の治癒、安産などの祈願のために使用されました。
これらのセクメト女神像は、テーベなどのエジプトの遺跡から多く見つかっており、墓や神殿の奉納物として置かれていた可能性があります。これらの彫刻は、エジプトの新王国時代の芸術と宗教に関する重要な情報源となっています。
セクメト女神像は、当時のエジプトの信仰と宗教的信念について理解する上で重要であり、また芸術的な価値も高く評価されています。これらの像は、エジプト考古学や美術史の研究において重要な対象となっています。
コメント
トラックバックは利用できません。
コメント (0)
この記事へのコメントはありません。