ブッダガヤー大塔の龕中に触地印、結跏趺坐の仏陀像をあらわした仏です。仏龕のまわりを数基の仏塔が囲み、下部にはナーガリー文字で縁起法頌を陽刻しています。インド・パーラ時代のこのタイプの博仏はミャンマーやタイなど東南アジアでも 土します。
ミャンマーで出土したパーラ朝（10世紀）の土製の奉献板と仏陀坐像は、仏教美術の一部として注目されています。これらの遺物は、ミャンマー（ビルマ）の古代遺跡で発見され、当時の文化や芸術を示す重要な証拠となっています。
奉献板は、仏教寺院の建設や修復などの際に寄進された記念の役割を果たすものです。パーラ朝の土製の奉献板は、通常、四角い形状で、その表面には彫刻や浮彫が施されています。これらの彫刻は、仏教の教義や伝統的なシンボル、宗教的な場面などを描いています。また、奉献板にはサンスクリット語やパーリ語の碑文が刻まれることもあります。
仏陀坐像は、仏教の開祖である釈迦（仏陀）の姿を描いた彫刻です。パーラ朝の土製の仏陀坐像は、一般的に蓮華座に座った仏陀の姿勢で表現されています。坐像は彫刻の技法によって緻密に作られ、細部まで精緻な表現が施されています。このような坐像は、仏教寺院や仏堂の祭壇に安置され、信仰の対象となりました。
これらの土製の奉献板と仏陀坐像は、パーラ朝期のミャンマーにおける仏教芸術の重要な遺物となっています。これらの作品は、当時の仏教の信仰や宗教的な実践の一端を示し、ミャンマーの歴史的な文化遺産としても重要視されています。また、これらの遺物は美術愛好家や学術研究者によって評価され、ミャンマーの博物館や文化施設で公開されています。
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