【詣徐卿覓果栽 唐時代・杜甫】書：馬敘倫
草堂少花今欲栽，不問綠李與黃梅。
石筍街中卻歸去，果園坊裏為求來。
「詣徐卿覓果栽」は、唐代の詩人杜甫による詩です。詩の内容は、詩人が徐卿という人物のところへ果樹の苗木を求めに行く様子を描いています。
詩の冒頭では、詩人が草堂で少しの花を持ち、それを栽培したいと願っていることを述べています。具体的にどの種類の果物の苗木を求めるのかは問わず、緑の李（すもも）や黄色い梅のどちらでも構わないとしています。
詩の後半では、詩人は街中の石筍（いしずん）と呼ばれる場所に行っても果樹の苗木を見つけることはできなかったようです。そのため、果樹園の坊（ぼう）と呼ばれる地域に向かい、そこで苗木を探す決意をしています。
詩全体を通じて、詩人は自然の恵みである果樹を栽培し、収穫することへの願望を表現しています。詩の中で登場する徐卿という人物は具体的には明らかにされていませんが、彼に果樹の苗木を求めることで、詩人の自然への愛と生命の循環への関心が示されています。また、詩人の探求心や豊かな内面の世界も詩によって表現されています。
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