「松岡長官司」銅印-清時代乾隆十八年-巡回特別展【天歌長歌-唐蕃古道】-四川博物館

名称：特別展【天路長歌-唐蕃古道】
会期：2020年9月27日-2020年10月27日
会場：四川博物院一号特別展ホール
住所：四川省成都市浣花南路251号
主催：四川博物院

「松岡長官司」は、清時代（1644年から1912年）の乾隆帝（在位：1735年から1796年）の十八年に作られた銅印の名称です。この銅印は、清朝時代の官庁である松岡（しょうこう）長官司の印章として使用されました。

松岡長官司は、清朝の政府機関であり、財政や土地の管理、税務などの業務を担当していました。このような官庁や役所では、印章は公文書や重要な文書に使用され、公的な権威と認識されるための重要なシンボルでした。

乾隆十八年に作られた銅印は、その時代の特徴である清朝の文化や芸術に影響を受けています。清代の印章は一般的に、篆書や行書の書体で刻まれ、緻密な彫刻技法で制作されていました。また、銅や青銅などの金属材料が使用され、それによって印章に重厚感と耐久性が与えられました。

この「松岡長官司」の銅印は、乾隆帝の時代の重要な公的な印章であり、その彫刻技法やデザインから見ると、高い芸術的価値を持っています。銅印の形状や文字のデザインは、当時の官庁や役所の印章としての格式や重要性を示すものであり、清代の行政機関の一部を象徴しています。

現在、このような歴史的な銅印は、美術品や収集品として評価され、博物館や私的なコレクションで展示されることがあります。これらの銅印は、中国の歴史や文化、政治的な体制を理解するための貴重な資料となっています。