【丹青引贈曹將軍霸 唐時代・杜甫】書：趙熙
先帝天馬五花驄，畫工如山貌不同。
是日牽來赤墀下，迥立閶闔生長風。
この詩は、唐代の詩人である杜甫が書いた「丹青引贈曹将军霸」という詩です。詩中で杜甫は、書家の趙熙について言及しています。
詩の内容を解説すると、
「先帝天馬五花骠（びょう）（先帝は五色の毛を持つ天馬を飼っていた）」という一節では、かつての君主が美しい馬を所有していたことを示しています。
「画工如山貌不同（画工の技術は山のようであり、顔の形状も同じではない）」という一節では、画家の技術が非常に優れており、顔の描写においても一人一人異なる特徴を捉えていることを表現しています。
「是日牵来赤墀下，迥立阆闾生长风（その日、彼は赤い階段の下に連れてこられ、高く立って門の中で風を感じる）」という一節では、画家の趙熙が詩の中で描かれた人物の肖像画を持って現れ、その姿勢や風格が際立っていることを描写しています。
この詩は、杜甫が趙熙の画才を賞賛し、その技術や表現力を称えているものです。杜甫は詩を通じて、趙熙が人物の個性や特徴を的確に捉え、風格ある作品を描くことができる優れた画家であることを讃えています。
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