人頭吊硝子ネックレス-特別展【山高水長・物象千年-シルクルードの文化と交流】四川博物院-平山郁夫シルクロード美術館

特別展名称：山高水長・物象千年-シルクルードの文化と交流
会期：2020年12月29日～2021年3月20日
会場：四川博物院-特別展示ホール２、３
住所：四川省成都市浣花南路251号
主催：四川博物院、平山郁夫シルクロード美術館
サポート：日本国駐重慶総領事館、中国文物交流センター、日本黄山美術社、陝西歴史博物館、甘粛省博物館、西安博物院、トルファン博物館

紀元前1世紀から紀元1世紀にかけて、フェニキア人の文化圏で人頭吊硝子ネックレスが作られました。フェニキア人は古代のシリア、レバノン、イスラエルなどの地域に栄えた民族であり、彼らの装飾品はその独自性と美しさで知られています。

人頭吊硝子ネックレスは、硝子ビーズを使って作られたネックレスで、特徴的なデザインとして、人間の頭部の形をしたペンダントが吊り下げられていることがあります。これらのネックレスは、フェニキア人の信仰や宗教的な儀式に関連している可能性があります。

ネックレス自体は、さまざまな形状や色彩の硝子ビーズを組み合わせて作られ、美しい装飾が施されていました。フェニキア人の装飾品は、彼らの高い技術力と芸術的なセンスを反映しており、当時の地中海地域で広く取引されるほどの人気がありました。

考古学的な発見や研究によって、紀元前1世紀から紀元1世紀のフェニキア人の人頭吊硝子ネックレスが現代に伝えられており、その美しさと文化的な意味が評価されています。これらのネックレスは、フェニキア人の信仰や美的価値を伝える貴重な遺産として、私たちに多くを語りかけてくれます。

ネックレスのペンダントは、人の頭の形をしており、大きな目がとても特徴的で、お守りとして大変人気があります。悪霊を追い払い、災いを取り除くため。これらのガラス製品のほとんどは古代フェニキア人によって作られました。フェニキア人は古代エジプト、古代ギリシャ、東方と形成された地中海貿易に活動非常に活発で、地中海から西アジアにも広がります。