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【元至元十九年 彩繪木雕觀音菩薩像（柳木胎） Bodhisattva Avalokiteshvara (Guanyin)】元朝時代
- 2023/10/29
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- Bodhisattva Avalokiteshvara, Guanyin, 元朝時代, 元至元十九年 彩繪木雕觀音菩薩像, 柳木胎
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「元至元十九年 彩繪木雕觀音菩薩像（柳木胎）」は、元朝時代（中国の歴史において元代とも呼ばれる、1271年から1368年までの時代）に制作された、彩色された木製の観音菩薩像です。この彫刻は、柳材（柳の木）で作られ、彩色が施されています。特徴的な点として、背面に取り外し可能なパネルがあり、このパネルを取り外すことで内部にアクセスでき、当時この作品が聖別された際に供物を納めるための中空の空間があることが分かります。内部パネルの表面には、制作年（1282年）と、保護的な護符として機能した小さな青銅の鏡（34.15.2）が刻まれています。
この観音菩薩像は、丸みを帯びた体つきを持ち、わずかにねじれたポーズで立っており、これにより奥行きの感覚が生まれます。これらの慣習は、13世紀と14世紀に、モンゴルが中国とチベットの一部を支配していた時期に、中国においてインド・ヒマラヤの彫刻伝統が導入されたことを証明しています。この彫像の洗練された髪型も、この伝統に由来しています。
この彫刻は、当時の宗教的な信仰と芸術の融合を示す重要な芸術作品であり、その内部の鏡や記載された制作年によって歴史的な文脈が裏付けられています。このような作品は、当時の中国の文化と宗教に関する貴重な情報源として評価されています。
画像出所：メトロポリタン美術館
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