春日憶李白-唐時代・杜甫-杜詩書法木刻廊-浣花溪公園-成都杜甫草堂博物館-書：老舍

白也詩無敵，飄然思不群。
清新庾開府，俊逸鮑參軍。
渭北春天樹，江東日暮雲。
何時一樽酒，重與細論文。

この詩は、唐代の詩人である杜甫（とほ）によって書かれた「春日憶李白」という詩です。杜甫は李白という詩人を尊敬し、彼の才能と詩作について回想しています。

詩の冒頭では、李白の詩が無敵であり、その詩の中には飛翔するような思考が現れていることが描かれます。李白の詩は他の詩人たちとは異なり、独自の思考と表現力を持っていました。

次に、清新な詩人庾開府（ゆかいふ）と俊逸な鮑參軍（ほうさんぐん）が言及されます。彼らもまた李白と同様に優れた詩人であり、杜甫は彼らの才能を讃えています。

詩の中で、杜甫は渭北の春の木々や江東の日が暮れる雲の様子を描写しています。これらの自然の風景は、李白の詩作によく登場するモチーフであり、杜甫はそれを回想しています。

最後に、杜甫はいつか一瓶の酒を開け、李白の詩について重要な議論を細かく交わす時を待ち望んでいます。この一瓶の酒の下で、杜甫は李白の詩について熱く語り合い、詩の美しさや深さについて考察することを願っています。

この詩は、杜甫が李白を称えると同時に、詩人としての自己の位置づけや彼らの詩作に対する思いを表現しています。李白という詩人の存在が杜甫にとっての詩の指針であり、彼の詩作に大きな影響を与えたことが窺えます。