【波濤に岩上鷹図大小  Sword Guard (Tsuba)】江戸時代‐石黒政常

【波濤に岩上鷹図大小  Sword Guard (Tsuba)】江戸時代‐石黒政常

この大小一対の刀拵え鍔(Tsuba)は、岩の上に鷹が立つ波濤のデザインを特色としています。これらの鍔は江戸時代に作成され、日本の刀の装飾品として使用されました。このデザインのテーマは、自然界の要素と風景を描いており、特に岩や波、鷹が象徴的なモチーフとして使用されています。

刀拵え鍔は、刀の柄(刀の手元)に装着され、刀を保護し、刀のバランスを調整する役割を果たしました。また、鍔は武士の身分や好みを表現する重要な要素でもありました。大小一対の鍔は、コレクションやディスプレイの一部として現代に残る美しい日本の工芸品の一例です。

これは石黒政常(Ishiguro Masatsune、1760年–1828年)によって製作された、一対の大きな刀拵え鍔(daishō-tsuba)のうちの一方の鍔です(43.120.724とペア)。この鍔には、海の上の岩の上に止まる鷹が描かれています。鳥や花を描くことは、石黒流として知られる作風の特徴であり、この流派は18世紀末に石黒政常によって確立されました。ここで見られるように、荘厳なキャラクターの解釈、特に優れた猛禽鳥の描写は、武士の間で石黒の作品を人気にし、江戸時代(現在の東京)の刀装具製作の最も繁盛する中心の1つに押し上げました。

【波濤に岩上鷹図大小  Sword Guard (Tsuba)】江戸時代‐石黒政常

画像出所:Ishiguro Masatsune (Japanese, 1760–1828) Sword Guard (Tsuba), late 18th–early 19th century Japanese, Edo period (1615–1868) Copper-gold alloy (shakudo), copper-silver alloy (shibuichi), gold, copper; H. 2 15/16 in. (7.5 cm); W. 2 3/4 in. (7 cm); thickness 5/16 in. (0.8 cm); Wt. 5.7 oz. (161.6 g) The Metropolitan Museum of Art, New York, Gift of Herman A. E. and Paul C. Jaehne, 1943 (43.120.723) http://www.metmuseum.org/Collections/search-the-collections/28455

【波濤に岩上鷹図大小  Sword Guard (Tsuba)】江戸時代‐石黒政常
【波濤に岩上鷹図大小  Sword Guard (Tsuba)】江戸時代‐石黒政常
【波濤に岩上鷹図大小  Sword Guard (Tsuba)】江戸時代‐石黒政常

画像出所:Ishiguro Masatsune (Japanese, 1760–1828) Sword Guard (Tsuba), late 18th–early 19th century Japanese, Edo period (1615–1868) Copper-gold alloy (shakudo), copper-silver alloy (shibuichi), gold, copper; H. 3 1/8 in. (7.9 cm); W. 2 15/16 in. (7.5 cm); thickness 5/16 in. (0.8 cm); Wt. 7 oz. (198.4 g) The Metropolitan Museum of Art, New York, Gift of Herman A. E. and Paul C. Jaehne, 1943 (43.120.724) http://www.metmuseum.org/Collections/search-the-collections/28456

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